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症例報告case

避妊・去勢手術

避妊去勢手術

避妊手術は、卵巣のみ摘出する方法と、卵巣・子宮両方を摘出する方法があります。
卵巣のみ摘出する方が、手術時間が短く、卵巣の取り残しのリスクを減らせることから、当院では原則、卵巣のみ摘出する方法を採用しております。ただし、子宮に問題があると判断した際は、卵巣・子宮両方を摘出しています。

避妊手術のメリットは、病気の予防はもちろんのこと、性的なストレスが軽減されることも挙げられます。わんちゃんの生理は平均3週間続き、その間神経質になったり、食欲が落ちたり、体調不良になる場合もあります。ねこちゃんは季節繁殖動物なので、季節になると何度も発情し、その度に大きなストレスがかかります。また、高齢になると様々な病気を抱えますが、避妊手術をしていると基本的に子宮蓄膿症にはなりません。早期の避妊手術は、乳腺腫瘍の発生率も下げるといわれています。

去勢手術のメリットは、避妊手術と同様、病気の予防や性的なストレスが軽減されることで穏やかに暮らすことができます。また、病気の予防に関しては、前立腺肥大のリスクを下げ、精巣の腫瘍を防ぐことができます。

避妊手術と去勢手術の代表的なデメリットは肥満ですが、ごはんの調整などで対応できますので、ご相談ください。また、まれに数年後に尿漏れが発症するといわれています。全身麻酔もデメリットではありますが、事前に血液検査・レントゲン・超音波検査などの全身チェックによりリスク評価を行い、できる限り安全な麻酔・手術を行えるよう努めています。

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